お知らせ
野球
2012.06.15

第83回都市対抗野球大会中国予選の御礼と御報告

今大会は開催場所が遠方であるにも関わらず応援に駆けつけて下さいました皆様、心より感謝申し上げます。
また、日頃よりシティライト岡山を応援して頂いておりますファンの皆様、本当にありがとうございました。
惜しくも今年の都市対抗では本選出場を逃しましたが、選手は皆様に背中を押してもらえたからこそ出来るプレーで戦い抜き一つ成長することが出来ました。
秋の日本選手権では今大会の経験を必ず糧に、本戦出場を勝ち取る事の出来るよう精進してまいりますので今後とも皆様の温かい応援をよろしくお願い致します。

6月2日から8日かけて行われた、第83回都市対抗野球大会中国予選の御報告をさせて頂きます。
※ご紹介の写真は6月2日初戦でのものです。

【6月2日 予選リーグ 第1戦目 VS JFE西日本】

初戦の相手はJFE西日本。過去の公式戦では未だ勝ったことのない相手である。春先にオープン戦で対戦したがそのときも引き分けであった。当社の先発は井上。
相手の先発は岩澤投手で、先日行われたJABA岡山でも決勝戦で完封した好投手である。試合は予想したとおりの投手戦に。
大事な初戦を任された井上は気迫溢れる投球で次々と相手打者を打ち取っていく。一方打線は岩澤投手の前に抑えられていた。
均衡が破れたのは7回の攻撃、3番徳田がヒットを放ちノーアウトからチャンスを作った。ここで4番八代がきっちりと送ってワンアウト2塁。
5番坂口が倒れたあとに登場したのは代打中塩路。応援団は一層の盛り上がりを見せた。結果はきっちりファーボールを選び続く桐山に託した。
桐山は大会前いま一つ調子が上がってこず悩んでいたが納得するまで練習でバットを振り続けて大会に臨んでいた。
チームみんなの思いを背負って振りぬいた打球はヒット、徳田の好走塁もあって当社は待望の先制点を挙げた。井上はこの1点をなんとか守りついに最終回へ。
先頭バッターにファーボール、ツーアウトまでこぎつけたが盗塁を許し一打同点、ホームランが出れば逆転の場面で監督はここを寺田に託す、相手は代打を送ってきた。
相手応援団も一番の盛り上がりを見せ緊張感が漂う。乾いた打球音、ボールはセンターに飛んだ、桐山がその打球にここしかないタイミングで飛び込み捕球。
1-0という緊迫した試合をものにした。

【6月3日 予選リーグ 第2戦目 VS ワイテック】

予選二試合目の相手はワイテック。初戦を勝って勢いに乗った当社はこの試合も何とかものにしようと臨んだ。
先発を託されたのは加治屋、初回は無失点で抑えいつもどおりの立ち上がりを見せたが、2回相手の長打で1点を奪われ追いかける展開となってしまう。
相手投手に無失点で抑えられていたが4回ついに逆転。ワンアウト1塁から5番坂口がレフト戦にツーベース、ホームへの送球間に3塁に進塁した。
ここで迎えるは新人松本、新人ながら同大会スタメンで起用してもらっている監督の期待に何とか応えようとセンターへ犠牲フライを放ち逆転した。
加治屋はテンポのよい投球で完投、9回にも1点を挙げた当社は3-1で連勝を飾った。

【6月5日 予選リーグ 第3戦目 VS 光シーガルズ】

予選三試合目の相手は光シーガルズ。当社は連勝しているものの、この試合の状況次第では予選を突破できない可能性もあった。
監督が送り出したのは加治屋、前日の空き日からの登場ではあるが調整は決して楽ではなかったかもしれない、加治屋は気迫を持ってマウンドに上がった。
相手もまだ予選突破の可能性があったため互いに譲れない気迫溢れる試合となった。試合が動いたのは7回、ここまで抑えてきた加治屋がついに捕まる。
ツーアウトランナー2塁からツーベースを打たれ先制点を奪われてしまった、続く打者にもヒットを許しツーアウトランナー1、3塁に、ここで寺田に託す。
幾度となくピンチを切り抜けてきた男はここでも断ち切った。打線が相手投手に以前沈黙したまま最終回へ。継投の寺田が相手代打にホームランを許してしまう。
実はこのゲーム3点差をつけられて敗れた場合当社は予選を突破することが出来なくなってしまい逆に相手が予選を突破するのであった。
相手は残りの1点を何とか奪おうと勢いを増してきた。ツーアウトまできて追い込んだ寺田が投げたボールを空振り、決まったかと思われたがこれがなんと振り逃げに、簡単に決めさせてくれない何かがあった。何とか次の打者で討ち取り裏の攻撃に、このまま0-2で終わっても当社の予選突破は決まっていたがここで監督が逆転への激を飛ばす。この思いに選手も応え、気迫のこもった打球が相手のエラーを誘いノーアウト1、3塁のチャンス。
ワンアウトとなったところで7番の桐山がタイムリーを放ち1点を返す、8番の大島がここで意表をつくセーフティバント、ワンアウト満塁と更にチャンスを作った。
9番の清岡もこの勢いに乗りタイムリーを放ち同点に追いついた。迎えるは1番の藤井。
ここまできたらここで決めるしかないとベンチから声援が飛ぶ、振りぬいた打球はセンターに抜けサヨナラ勝ちで当社初の予選3連勝で予選を1位で突破した。

【6月6日 決勝トーナメント 準決勝 VS 伯和ビクトリーズ】

予選を1位で突破した当社は決勝トーナメント準決勝に進出。相手はBグループを2位で突破してきた伯和ビクトリーズ。
現在4年連続で本戦出場を獲得している強豪である。当社の先発は予選一試合目で先発を任された井上、相手は好投手の左腕中元投手。
この試合に限ってはいつもと勝手が違っていた、決勝トーナメントという緊張感の中展開していった。
初回から先発の井上が長打を許すなど苦しい立ち上がりとなったが要所を締めて0点に抑えた。当社も負けずに2回に反撃する。
4番八代がヒットでノーアウトからチャンスを作る、ツーアウトとなったが7番桐山の当たりが相手のエラーを誘いツーアウト1、2塁に、ここで8番の大島が初球を振りぬくと打球はレフトへヒット、セカンドランナー八代が懸命にホームに突っ込んだがタッチアウト。
際どいプレーをものにしようと攻めたが得点を奪えなかった。試合が動いたのは4回、相手の先頭にレフトへのスリーベースを許した。
ワンアウト取ったものの次の打者にライトへ犠牲フライを打たれた、ライトの大島が懸命にバックホーム、非常に際どいプレーであったが1点を先制されてしまった。
当社は得点圏にチャンスこそ作るものの得点への一打が出ず0行進。要所で失点を許してしまった当社は0-4で敗れた。

【6月7日 決勝トーナメント 敗者復活戦 VS JFE西日本】

準決勝で敗退してしまった当社は敗者復活戦に全てをかけた。相手は予選でも戦ったJFE西日本、この試合を任されたのは今大会初登板の星山。
井上と同期入社の投手。相手の先発は予選と同じく岩澤投手である。星山は立ち上がりからどうも波に乗れない、先頭にヒットを許し続く打者にも安打を許す、相手3番の送りバントを自ら処理するがこれも対応出来ず満塁とされ犠牲フライを打たれて先制点を取られてしまった。
調子が上がらない星山に尚も攻撃の手を緩めない、5番をファーボールで歩かせ6番に2点タイムリーを浴び、ここで降板となった。
星山から託されたのは井上、星山を助けてやろうと気迫で投げ込みこれ以上の失点を許さなかった。
連投の疲れを感じさせない井上であったが6回にツーランホームランを浴びて0-5に。当社は9回に連打でチャンスを作るものの1点を返すに留まり1-5で敗れ悲願の本戦出場を果たすことが出来なかった。

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